インテリアの知識(木工加工編)

素材で見かける、集成材や繊維板、突板とは一体何?

集成材

家具には様々な素材が使われていますよね。金属系の素材であったり、木系の素材であったりなどなど。インテリアのスタイルによっても何を使うかは違ってくるところですが、大抵の家具に使われている素材と言えばやっぱり木ではないでしょうか。

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木工加工Vol.4 ~ほぞの種類~

木材と木材を繋ぎ合わせるために必要となる方法には様々ありますが、その中でも重要となるのは「ほぞ」を使った接合方法です。
「ほぞ」については以前ご紹介しましたが、今回はそのほぞの種類について紹介していきます。
ほぞの種類はとても多くすべての種類を紹介するのは難しいのですが、その中からいくつかご紹介します。
片胴付き 二枚ほぞ 二方胴付き 二段ほぞ
小根付き 四方胴付き 三方胴付き 蟻形包みほぞ
今回は8種類の紹介ですが、特殊なほぞを除きほとんどのほぞは「ほぞ穴」に押し込み固定して使用します。
そのため、「ほぞ穴」はほぞと同じ大きさに加工し、隙間ができないようにする必要があります。今では機械加工が進み簡単にほぞ穴を作ることができますが、少し前までは「ほぞ穴」を計算通り作ることができるかは、職人の腕の見せ所と言っても良いくらいに経験と加工技術が必要でした。

家具の加工では「蟻形包みほぞ」や「二枚ほぞ」をよく使いますが、他にも様々な加工を行います。以前紹介したフィンガージョイントをその中の一つ。家具を買う時に少し確認してみるのも良いかもしれませんね!

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木工加工Vol.3 ~木材の基本的な接合方法~

木工家具は様々な方法で作り上げられています。
以前お話しした、曲木加工や成型合板などがそれに当たります。そこに必要となってくるのが木材を接合する方法です。
この接合方法はかなり多くの方法があり、すべてをご紹介するのはなかなか難しいので今回は、3種類の接合方法をご紹介します。

まず1つ目が「ほぞつぎ」です。

ほぞつぎ「ほぞつぎ」は木工家具製作においてもっともよく使われる接合方法で、テーブルの脚と幕板、脚と貫、貫同士の接合などに使われます。ほぞつぎは、一方の木材にほぞ穴を作り、もう一方の木材にはほぞを作ります(図1)。
そしてほぞ穴にほぞを差し込んで接合する方法です。建築においても良く使われている方法なので知っている方も多いのではないでしょうか。

このほぞの加工については、小根つぎ、面腰ほぞ、2枚ほぞ、2段ほぞ、鎌ほぞなどなど、10種類以上もあります。細かい部分や形状までご紹介することは難しいのですが、機会があればまたご紹介していきたいと思います。

そして2つ目は「だぼつぎ」です。

だぼ「だぼつぎ」は、「だぼ」と呼ばれる小さな木の棒を接合部分に使う繋ぎ方です。
両方の木材に穴をあけてこのだぼを差し込み接合することになります(図2)。
このつぎ方は大量生産の家具に多く使われていますので、実際に組み立ての時に手にされた方も多いのではないでしょうか。
「だぼつぎ」は、接合材料に穴を開けるスペースさえ確保できれば、お互いの材料の形状には影響されないつなぎ方ができるのが利点です。

最後(3つ目)は「はばはぎ」です。

フィンガージョイント「はばはぎ」とは、狭い幅の板を何枚も貼りあわせて幅の広い板にする加工方法のことです。
板の側面(木端)と側面を削り、この板を数枚貼り合せ、幅の広い大きな1枚の板に仕上げていきます。この接合方法でよく聞くのがフィンガージョンとではないでしょうか(図3)。

このフィンガージョイントは木材の端を指(フィンガー)のように加工して、それを接着するという方法。ギザギザにしていれば接着面が多くなるので強固に接着されるという訳です。もしかしたら、テーブルの天板を横から見たらこの加工が見えるかもしれませんよ!!
今回は3種類をご紹介しましたが、今回紹介した接合方法も、それぞれに細かな加工方法があり、そこまでの数を入れると数十種類になります。この加工方法についてはまた機会があればご紹介していきたいと思います。

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木工加工Vol.2 ~成型合板とは~

以前、曲木加工についてご説明しましたが、今回は椅子のつくりを大きく変えたといっても良い『成型合板』について書いていこうと思います。
この成型合板の技術は、以前説明した曲木加工を行ったミヒャエル・トーネットが開発していたと言われていますが、この技術を使って最も有名になったのは、チャールズ&レイ・イームズという夫婦がデザインした椅子『LCW(Lounge Chair Wood)』でしょう。すべてのパーツが成型合板によって作り出されています。このイームズ夫婦はその後もこの技術を応用して様々な椅子を発表しています。
その他、アルネ・ヤコブセンの「アントチェア、セブンチェア」や柳宗理の「バタフライスツール」など多くの椅子に使われるようになっていきます。
では成型合板とはいったいどんな加工なのか。セブンチェアを例に解説したいと思います。
薄い木の板を椅子の大枠の形にカットします。
その後(表面・裏面は厚み0.7mm、内側は厚み1.2mmを7枚)計9枚の板を、木目が交互になるように重ね合わせて、椅子の金型にはめ、およそ48時間かけて圧着させます。
9枚もの板を重ねて型にはめるわけですから、当然両端はガタガタになってしまいます。そこで、仕上げの前に両端を切り落としペーパーをかけて塗装をし、脚を付けて完成になります。椅子によっては、もっとたくさんの工程があるかもしれませんね。
イームズについては、成型合板の椅子を開発する際に、足と座面をつける部分に強化ゴムのようなものを用いています。
このゴムも、いかに衝撃を吸収して座面や脚にかかる負荷を少なくできるのかを検証し、最適な硬さになるように試行錯誤をして開発したと言われています。成型合板の技術は確立されていたわけですからこのゴムの部分の開発にはかなり苦労したと言われていますね。

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木工加工Vol.1 ~曲木加工てどんなもの?~

今回は以前ブログで少しだけ登場した「曲木加工」についてご紹介いたします。
曲木の技術は今から約150年ほど前に、ミヒャエル・トーネットが最初に椅子に用いたと言われています。

その時の椅子がこちら
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ミヒャエルトーネット

背もたれの部分をよく見てもらうと脚から背もたれまで繋ぎ目がなく、1本の木で仕上げられているのがわかると思います。
これは、長い1本の木を高温の蒸気で蒸して、金型に合わせて曲げるという方法がとられています。
この曲げるという加工が「曲木加工」という技術になります。
ポイントは冷める前に形を作らなければいけないという事。ですから、蒸気で蒸した後はスピードとの勝負になります。
では高温の蒸気で蒸すとなぜ木は曲がるのか?!
高温で蒸すと、木の繊維の間に水分が簡単に入り込むことができるようになるそうです。それが気を柔らかくして曲げることができるようになるとの事。

そして、冷めて行く過程で一緒に水分も蒸発し、乾燥が進みます。完全に冷めてしまえば、金型の形になっているというわけです。
その後、切削加工や研磨、塗装などの処理がほどこされて行きます。
この金形にはめるという発想は、この後に出てくる「成型合板」と言う加工技術につながってゆくことになります。
産業革命以降、様々な機械が開発されて便利になりいろいろなことができるようになりました。その恩恵を受けたのがこの曲木加工といっても良いかもしれませんね。

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