お店を造る費用について(5) 内装工事費を抑えるには

以前、内装工事費は大きく分けると

・掛けたい費用

・掛かってしまう費用

というお話をしました。

ではその中身は何か。

「掛けたい費用」とは主に仕上げ工事や家具工事、設備機器等自分の希望で購入出来る物。

それに対して「掛かってしまう費用」とは部屋の広さに対して必要は空調の馬力や、レイアウトによって大きさが決まってしまう防水区画範囲、ビルの立地により配管距離が決まる、給排水や給排気工事など。

つまり、掛かってしまう費用とは物件の状態や条件によるのです。

ではそれらの費用を最小限に抑えるには。

自分の希望で決まる費用に関しては

・自分の希望(デザイン)

・使い勝手(機能)

・金額(コスト)

のバランスをとる事で決める物で、自分の希望や使い勝手を追求するにはある程度コストが上がります。

逆にコストを抑えようとする為にはある程度デザインや機能で我慢しなければなりません。

 

それに対して掛かってしまう費用、つまり設備工事の費用を抑える為には。

ある程度レイアウトやオペレーションをイメージした上で、それに適した物件を取得する事です。

家賃や立地だけで物件を契約する事なく、その物件の状態や条件を踏まえた上でする事により、設備工事費、掛かってしまう費用を抑えることができます。

もちろん詳細には関して専門設備会社が実際に見なくては分からないかもしれませんが、そこが内装工事費を決める上でも重要である、という事を踏まえて物件の内見をするだけでも違うと思います。

 

まとめ

費用について

お店を造る費用について(3) 居抜き物件とスケルトン物件

ここでちょっと物件選びについてお話しします。

よく、居抜き物件とスケルトン物件のどちらが有利か、という話が出ます。

 

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居抜き物件

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スケルトン物件

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事務所仕様物件

 

居抜き物件の場合、残置施設をそのまま使うならその方が工事費は掛かりません。

が、多くの場合、残置施設を”利用して”アレンジしたい、というご要望を頂きます。

その時、仕上げのみを変更するのであれば依然居抜き物件の方が安上がりかもしれませんが、

・個室を一つ造りたい→マジ切るため空調移設等も出て来る

・厨房の位置を変えたい→防水区画、配管、給排気やり直し

となる為、解体撤去工事工事が出てくる分割高になってしまいます。

そうなって来ると、スケルトン物件の方が自由にレイアウトし易く、解体する必要もなくなるので、安く、早く完成します。

よって、居抜きかスケルトンか悩まれている場合、

自分の希望のレイアウトとそっくり同じ場合→居抜き物件

自分の希望のレイアウトにする為にアレンジが必要な場合→スケルトン物件

自分の希望のレイアウトがまだよく分からない場合→スケルトン物件

居抜き物件の場合は残置施設買取費用の金額にもよりますが、上記が一つの目安となるでしょう。

 

内装工事費は大きく分けると

・掛けたい費用

・掛かってしまう費用

の2つに分けることができますが、この「掛かってしまう費用」は物件の状態に左右されますので、まずは物件を決める事が、予算を具体化する第一歩なのです。

その物件選びはまずは6条件を決める事(→6条件とは)。

物件を決めると同時に、どうやって内装工事費の予算を立てていくかを考えていきましょう。

 

 

 

 

お店を造る費用について(2) パスタの値段は決まっているのに・・・

パスタ屋さんに行くとします。

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テーブルにつくとメニューが出てきて、

・カルボナーラ ¥900

・ペペロンチーノ ¥800

・蟹のトマトクリームパスタ ¥1,200

等値段が書かれています。

注文を決める際は、何を食べたいのかは勿論、価格も重要な決定要素だからです。

 

ではなぜ内装工事費は最初から値段が決まっていないのか。

それは何をどれくらい、どのように使用するかが決まっているかいないかの差になります。

 

カルボナーラを調理する際に、どこのパスタ、玉子、生クリーム、ベーコンをどれだけ使って一人前を造るかは事前に決まっているのに対して、

内装工事では、どれだけの壁を立て、その壁を何で仕上げるか。空調設備の馬力は、照明の数は、それら全てお店により異なる為、事前に素材や量を決めることが出来ず、よって、事前には金額が分からないのです。

またそれは、物件をかりる際の状況により、ガスを新たに引く必要があるのか、内壁は立っているのか等設備の既存状態も大きく関わってきます。

上記の内容を決めていくのが図面になり、その一式が揃ってはじめて、使用する材料とその量が決定され、それに対していくらかかるのかの計算が出来るのです。

 

ここまでで内装工事費を決める為には図面一式が必要だ、という事がご理解頂けたかと思います。

そこで、引き続き、その図面とはどうやって造っていくのか、また、図面を基に自分の予算内に内装工事費を持って行くには、というお話を出来たらと思います。

 

お店を造る費用について(1) 内装工事費を決めるのは図面!

弊社ではホームページからのお問い合わせを良く頂くのですが、その中でも最も多いのが費用についてです。

お店を造ろう、と思い立った時、

「お店を造るのにいくらかかるのだろうか?」

と誰もが思う事でしょう。

ですが、なかなかこの問いにお答えするのは難しいのです。。。

お店を造る際の初期費用は

初期費用

こういった物が挙げられます。(詳しくは→お店を造ろう!と思ったら

”開店準備費”は皆さんで計算出来ると思いますし、

”物件取得費”は不動産屋さんに伺えば分かるでしょう(大体保証金が家賃の3〜10ヶ月分)。

問題は”内装工事費”にいくらかかるのか、という事です。

内装工事費にはデザイン設計費と工事費の2種類があり、デザイン設計費に関しては凡そのめどはつきます。

弊社でも基本的には70万円〜とお伝えしており、坪数や作業期間、打合せ量、図面量等に比例して前後しますが、20坪以内の飲食店やエステ等店舗で3ヶ月以内でお仕事が終わる場合はそれを超える事はあまりありません。

ですのでそう難しくは無いのですが、問題は施工費なのです。

 

Q「15坪のカフェをやりたいのですがいくらかかりますか?」

A「すいません。現況の状態によって様々です。」

Q「施術室を3室も受けたエステを開きたいのですがいくらですか?」

A「すいません。店舗の条件によりまちまちで一概にお答え出来ません。」

Q「10坪のバーを開くので家具・設備・厨房一式揃っており、表層替えだけしたいのですが、いくらで出来ますか?」

A「すいません。どのグレードで表層を仕上げるのかによります。」

 

どう聞かれても「◯◯◯万円です!」と即答出来ないのが実情です。

ではどうしたら費用が分かるのか。

ズバリ、図面一式が揃っていたら金額が出ます。

正確な金額をお出しするには図面が必須になるのです。

 

なぜ図面が必要なのか。

それだけ重きを置く図面とはどういう物なのか。

その辺の続きを改めて近々書きますね。

今日の所は、

「内装工事費を決めるには図面一式を揃えること!」

です。