【オーダーメイド家具の最大のネックである製作コストは削減出来るのか?】 \店舗デザインのハテナ?vol.3/

だいぶご無沙汰してしまいました。
キートスの森下です。
前回まで
1.オーダーメイド家具と既製品家具の違い
や、
2.オーダーメイド家具に出来る事
と言った内容で書いてきました。
店舗特有の業務をスムーズに遂行する為の使い勝手や、
お客様を満足させ、お店の個性を表現するデザイン性
についてはある程度ご説明出来たかな、と思いますが、
依然皆様の関心の的であるコストについてはオーダーメイド=高いと言うままになっております。
それでは使い勝手やデザイン性を求めると、コストに関しては泣き寝入りしなければならないのか。今回はオーダーメイド家具のコストカットの方法をお伝えしたいと思います。
家具のコストを構成する要素として、【サイズ】【仕上げ】【機能】が挙げられます。
サイズは文字通り大きさのことで、当然ながら大きくなればなる程金額は上がります。
ただ、ここで一つポイントがあります。それは”取り寸”です。
例えば板を買ってきて3段の棚を作ろうとする際、一枚の板だけでは棚板が2枚しか作れず、もう一枚棚板を作ろうとすると、その材料をもう一枚買わなくてはならず、材料費は上がり、材料は余る、と言う不効率を生みます。
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材料1枚1万円だとすると、棚板2枚にすれば1万円で済みますが、もう一枚棚板を作る事によって費用が倍になり、2枚目の材料の5/6は廃棄になってしまうのです。
こういうロスをなくすため、材料となる板の寸法を考えながら家具のサイズを決めていくというのは一つの方法です。
板の場合は多くは3*6版(910*1,820mm)か4*8版(1,200*2,420mm)と言うサイズになります。
また、テーブルなどによく使う足もそうです。
真ん中1本脚か四隅に4本立てるのかは、使い勝手や見栄えもありますが、仮に1本脚なら¥9,000、4本脚は¥4,000*4本=¥16,000となるので、ここでもコストダウンが可能と言えるでしょう。
こちらはそれぞれ2種類もたくさんあるので、何を選ぶかによって単価は異なります。
次に仕上げについてですが、棚を作るにしても、下地を作ったのち、表面を塗装にするのか、化粧板と呼ばれるポリ板やメラミン板で仕上げるのか、もしくは一枚板の木を使用するのかで単価はそれぞれ異なりますし、こちらも面積により使う資材が増えたり、取り寸の絡みも出てきます。
中でも化粧板は家具でよく使用される仕上げ材ですが、
ポリとメラミンとは何が違うのか?
素材が違うのですが、ポリは安価で厚みが少しあります。
メラミンは丈夫で薄いのですが、少し価格が上がります。
ですので、扉の仕上げ等、あまり触れないところはポリ、机など作業する面に使用する場合はメラミンを使用することが多いです。
また色や柄はどちらも豊富にあるので、そこの差異はあまりないかと思います。
最後に機能についてですが、ここが一番選択肢の幅は多いです。
棚の場合、先ほどの話の様に棚板の枚数にもよりますし、扉の有無や、その扉の鍵の必要性、またはキャスターをつけるとその費用が追加されるのはもちろん、可動性を持たせるため、棚自体に強度を持たせる必要が生じるため、全体への補強もプラスされます。
この様に様々な要素によって家具は造られていきますので、少しずつコストカットしていくと、全体の費用は下げられます。
ただ、これらのことを考慮しながら、店舗全体の空間を捉えつつ、
というのはなかなか難しい事でもありますので、
頭の片隅に入れておけたら良いのかな?と思いますし、
これらの内容はオーダーメイドに限らず、既製品を作る上でも同様な費用がかかります。
ですので、既製品家具を見ていて、安い!もしくは高い!と思ったら、そのような要素が絡んでいるのでは?と推察してみて下さい。
最後の方で駆け足になってしまいましたので、仕上げ材についてもあまりお伝えできませんでしが、もしもっと詳しく掘り下げて知りたい、というワード等がございましたら、
こちらからいつでもご質問下さい。
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【オーダーメイド家具で出来ること!】\店舗デザインのハテナ?vol.2/

   おはようございます。
キートスデザインの森下です。
前回【既製品家具とオーダーメイド家具のどっちが安いの?】において、主に既製品家具についてお話ししました。
既製品家具の最大のメリットはコストが抑えられる事。
ただ、サイズやデザイン、機能性が叶えられるのであれば。
そして、それらを叶えられるのがオーダーメイド家具。
オーダーメイド家具でコストが既製品と同じであれば、もう既製品家具を使う必要がありません。
ただ、それは無理というもの。
既製品家具は、工場で生産ラインを持って、大量生産するからこそコストが抑えられるし、
オーダーメイド家具はサイズやデザイン、機能性を満たすために一つ一つ図面を描き、工場で手作りをし、現場で職人が調整をするため、多くの人が多くの時間を費やすためコストが掛かる。
それぞれの家具がそれぞれの需要に叶えるために存在するのです。
では、そのオーダーメイド家具で具体的にどの様な事が出来るのか。
ex1)ネイルソファ
ネイルサロンでは提供するサービスに合わせてたくさんの道具が必要となります。
マニキュアの数もいりますし、マニキュアを施す筆などの小物も多数必要です。
また、乾燥させる電気などを収納させる場所も必要です。
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こちらのソファはそれらの収納を全て兼ね備えるだけでなく、
手への施術をしやすくするよう、ハンドレストを最適な大きさで設計し、
長時間の施術でも疲れないような座面の設計、
更にはフットへの施術も容易にするよう、収納可能なオットマンも配備してあります。
それを全体雰囲気にマッチさせる仕上げ材を選定し、雰囲気のある家具として製作します。
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実はこれらの要望を兼ね備えた既製品ネイルソファはあまりなく、
ソファのみでの購入のお問い合わせを頂くほど需要は高く、
実際に複数店舗で微調整しながら導入しています。
弊社でラインを持って既製品としての販売を目指しているのですが、
前述の”微調整”がポイントでして、
それをすることによって結局図面の書き直しが必要となり、
同材で大量生産する事が出来ない為、未だに既製品化は出来ておりません。。。
ex2)受付カウンター
受付カウンターの役割はたくさんあり、それはまた各お店や業態によって様々です。
飲食店ではお会計をしやすい造りや配置、
物販店では包装のための梱包材やそれを行うスペース、
等細やかな考えが必要とされます。
そして、クリニックにおいては、受付をし、お会計をし、次回の予約をする。
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その為にPCやプリンター、レセプション機器等必要な機材を置くスペースを必要としたり、
プラーバシー確保の為、手元を隠す造りや、扉付きのカルテ棚の必要性が出てきます。
また、フラワーショップでは会計と包装を同時に行わなくてはなりません。
そしてその為にはリボンや包装紙、ラップ等多くの資材を必要とし、
それらを実行するためのハサミ等道具の収納も必須です。
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更にスペースに限りがある為、サイズや機能に工夫が必要となる場合が多く、
こちらでは、隣の螺旋階段のカーブに沿ってカウンターを造り、
階段隠しの壁面と同様のモルタル仕上げとする事で一体感をもたせました。
また、作業時には作業台として使用し、道具も収納出来、
また、通行時には閉まって動線を確保出来る様、
まさにオリジナルな設計で製作してあります。
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お店においてはそれぞれのオペレーションがあり、
それぞれのお迎えの仕方や、広さ等物件条件が異なります。
それらの機能を叶え、動線に注意しながら、デザインコントロールをしていく必要があり、
それを叶えるのがオーダーメイド家具なのです。
この様に多岐にわたる要望を叶えるオーダーメイド家具。
しかし、そのネックとなるコストは皆様の最大の関心事であるのも事実です。
ではそのコストを抑える事は出来るのか?次回、
【オーダーメイド家具の最大のネックである製作コストは削減出来るのか?】
\店舗デザインのハテナ?vol.3/
で書いてみたいと思います。
Keywordは、取り寸・ポリ・メラミン・下地・収納・扉・可動等です。^^

【既製品家具とオーダーメイド家具のどっちが安いの?】\店舗デザインのハテナ?vol.1/

おはようございます。
キートスデザインの森下です。
 日頃、お店を開業しよう、または改装しようと思われている様々な方々からお問い合わせ頂き、お話を伺うっておりますが、その中で感じる事は、実は皆様以外と同じ疑問を持たれているのではないか、という事です。
課題は<安く!>は100%の皆様共通ですが、(^^;
どのようにしたらより良いお店が安くできるのか、
という課題に対する解決策はなかなか難しいところです。
その中でもまずは工事費の中で高い割合を占める家具についてお話ししようと思います。
お店を造る際に基本的に考えられるのはオーダーメイド家具です。その理由は、
1.店舗のサイズや形が均一でない為
2.店舗デザインを統一させる為
3.店舗ごとの使い勝手を反映させる為
4.住居との違いを明確しに、お店らしさを演出する為
といった理由から、それらを満たす既製品がない、
となります。
上記全てを兼ね備えるオーダー家具。
ではその問題とはなんなのか。
ズバリ!コストが掛かるという事です。
理由はシンプルで工場ラインに乗った大量生産ではなく、一つ一つオリジナルで作る為。
既製品のスーツとオーダースーツの違い、とお考えください。
造りにもよりますが、その差は何倍にもなる場合もあります。
安くしたいのだけど、既製品だけではお店は造れないのか。
これも答えはNOです。
例えば物販棚にはスチールラック、
書類棚には事務機器のキャビネット、
スチールラック
ex)スチールラック
キャビネット
ex)キャビネット
と言った大量生産の物から、
アンティーク家具をレジカウンターにしたり、
テーブルや椅子をIKEAで揃えたりすることも可能です。
Exif_JPEG_PICTURE esmaile_office01-1
ex)アンティークやIKEA既製品を使用した店舗デザイン
ただ、これらの既製品の場合、
”ものが見つかれば”
と言う制約がクリアされれば、という事になります。
その制約が、上記4つのオーダー家具を作る理由です。
その制約がクリアされない既製品を使う場合は、
・サイズが合わず、デッドスペースが出来る
・そこだけデザインテイストが違う
・使い勝手が悪い
・なんだか自宅でお店を開いたようだ
等の不具合を諦める必要があります。
実際にキートスでも、使い勝手や見栄えのいい既製品もありますので、お手伝いしたほぼ全てのお店で既製品を使用しています。
それはうまく上記制約をクリアしたものを探し、
または、そのどれかを取捨選択した結果、
既製品によりコストダウンを図ってきたからです。
では、コストはかかるが、それ以外は全て網羅出来るオーダーメイド家具にはどのようなものがあるのか。
次回【オーダーメイド家具で出来ること!】
\店舗デザインのハテナ?vol.2/
でお話ししたいと思います。
(不定期更新の為、辛抱強くお待ちくださいm(__)m)

「お店を造る」という事ー開業を成功させる最大の秘訣

自分のお店・施設を作る、という経験を何回もする、という方は多くはないでしょう。一生に一度の事であったら、当然その過程は初めての事だらけです。でも、初めてだからといって、失敗は絶対にしたくありません。

「だから人に任せる。その為にデザイン会社にお金を払うんだから。」

こういったご意見もあるかと思いますが、多くのお店造りをお手伝いし、多くのオーナー様にお会いしてきた経験から申しますと、残念ながら、この考え方では失敗してしまいます。

「だって分からないんだから仕方ないじゃないか。」

確かにそうかもしれません。でも、

 

分からない事は何でも聞いて下さい。

分かるまで打合せしましょう。

そして”共に”造っていきましょう!

自分は施主であって、造るのはデザイン会社。

ではなく、

デザイン会社を”雇って”、自分の理想のお店がどうやったら出来るのか、コンセプトを明確にし、イメージを共有し、その“具現化”をデザイン会社に任せましょう。

そこまでして自分で生み出したお店なら、とてつもない愛情が湧き出てきます。

ちょっとイメージと違う所があっても、それを”味”として楽しめます。

そしてその“愛情”こそが、お店造りよりもずっと長い間大切になるお店運営の最大のモチベーションになってきます。コンセプトメイキングや事業計画に勝るとも劣らない、この

”愛情モチベーション”

こそが、お店を成功させる為に“造る”必要のある最大の要因です。

スクリーンショット(2015-04-10 17.15.34)

「お店を造ろうと思ったら」はコチラ